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セックスレスについて

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セックスレスとはどのような状態を言うのか?

最近、セックスレスに悩む夫婦が増加していると言います。セックスレスとは「セックスを行わなくなった状態」を指すわけですが、厳密には一体どのような状態を表すものなのでしょうか。

一般的なセックスレスの定義として、日本性科学会は「病気や出産などといった特別な理由がないにも関わらず、一ヶ月以上性交渉が無い状態」といったものを発表しました。「一ヶ月という期間は短すぎないか?」という声もありますが、セックスレスの定義がどうあれ、実際問題として日本では一ヶ月以上も性的な営みを行わないカップルや夫婦が増えており、厚生労働省などの調査によると実に32パーセントもの既婚者がセックスレスの傾向にあるということでした。日本の夫婦やカップルにとってセックスレスという問題は、水面下で徐々に深刻なものとなりつつあります。

セックスレスの実態

セックスレスの実態としては、前項で「既婚者の32パーセントがセックスレスの傾向にある」ということを述べましたが、これを更に細かく噛み砕いた「この一年、性交渉がまったく無い」といったケースと、「年に数回程度の性交渉しか無い」というケースの二者から成る興味深い調査結果があるので、紹介しましょう。

朝日新聞社による2001年の調査によると、「この一年、性交渉がまったく無い」といったケースは20代から50代まで、その年齢に比例して増加傾向にあるのに対し、「年に数回程度の性交渉しか無い」といったケースは、年齢に関わらずその数に大きな差は見られません。これらから、完全なセックスレスの状態にあるカップルまたは夫婦と、性交渉が極度に少ないカップル、夫婦とでは、根本的に異なった原因があるということが分かります。また、これ以外の調査でも同様の結果が得られているところが興味深いところです。

セックスをしない理由

セックスをしない夫婦やカップルの、その主な理由を簡潔にまとめてみると、「面倒臭い」「楽しいと思わない」「相手に性的魅力を感じない」などといったものが多くを占めるようです。また、恋人、あるいは夫、妻と付き合っていく上で、セックスはさほど重要ではないと考える人が増えつつあり、こういった価値観の推移が、セックスレス夫婦、セックスレスカップルの増加に密接に関係していると思われます。

加えて、セックスレスで悩む人が増加するに伴い、「皆もそうだから」といった具合でセックスレスをさほど問題としない夫婦やカップルが増えているのも事実です。セックスレスは少子化に繋がるとともに、家庭や夫婦間の不和、ひいては離婚という問題にまで繋がります。自分、相手ともに、真摯に向き合って解決することが理想的です。

セックスレスの問題点、男性編

さて、男性が原因でセックスレスに陥る原因を例として簡潔に挙げてみると、「仕事での疲れのため」、「勃起障害のため」、「自信がないため」と、大きく三つを挙げることができます。もちろん原因としてはこのほかにも様々ありますが、もっとも一般的で、もっとも多いのがこれらの原因ではないでしょうか。

また、ほんの少しの間のセックスレスが、徐々に徐々に大きなブランクとなっていき、やがては完全なセックスレスになってしまうといったパターンも少なくありません。男性は、実は意外と繊細な心を持っています。相手にセックスを求めて拒否されると自尊心を傷つけられ、それが続くとやがては自信までもを失い、そしてセックスレスになってしまう場合もあります。

セックスレスの問題点、女性編

女性が原因となるセックスレスでは、男性同様「仕事での疲れのため」や「自信がないため」といったものも存在しますが、特に出産後の夫婦間においては「子供がいるからできない」や「育児で疲れて」といったものも見受けられます。また、「相手とのセックスが楽しくない」といった声も聞かれます。

女性は、感覚的な部分で直接性的興奮を得る男性とは対照的に、相手の気遣いや思いやり、優しさなどを敏感に感じ取ります。恋人、夫に肉体的な欲求だけを押し付けられ、義務的にセックスを行っているうちに、やがては「セックスは楽しくない」という思いに囚われていくケースも少なくありません。セックスレスを解消するには、まずは互いの性に対する深い理解が必要であると言えます。

難しい「セックス」という認識

海外諸国と比べ、日本は性文化についてはまだまだ発展途上にあると言えます。古来より日本では性はタブー視され、現代においてもまだその風潮は根強く残っています。動物的な本能に従って行われる一連の行為を「野蛮だ」「汚い」「浅ましい」と、性そのものを嫌悪する人は少なくなく、特に女性にその傾向が強く見られます。

このように、今もなおタブーの枠を抜け切らない「セックス」という性に関する問題においては、個人間のその認識や考え方が度々衝突の理由や不仲の原因になってしまい、恋人や夫婦にとって重大な問題をもたらしてしまいかねません。まずは性への正しい知識を身につけ、そしてそれと同時に、相手の認識や考え方も尊重するという姿勢を保つことが大切になってきます。